正义必胜

概説
主人公・高岡淳平は、セントラル・ロー・オフィスという大手法律事務所に所属する弁護士で、その才能と実績は所長を含むパートナーたちや大手企業の信頼を集めている。デビュー以来の25連勝の記録を持つ彼は、法律の世界において一際の存在感を放っている。新米弁護士の姫野京子が淳平に出会い、彼の弁護士としての目標と理想に夢中になるが、淳平の果敢な手段や選択に失望を感じる。しかし、京子自身が直面する困難の中で淳平の助けを受け、彼との関係は次第に深まり始める。

淳平は民事裁判においても29連勝を達成し、事務所の経営に参画するパートナーとして昇進するが、新たに担当する事件では、かつて弁護士であった彼の父・高岡謙次郎が横領の罪で容疑をかけられた企業の弁護を命じられることになる。

キャスト
高岡淳平（織田裕二） - 昭和63年、中央大学法学部卒業。司法試験に20歳で合格し、平成2年に弁護士として登録。セントラル・ロー・オフィスのアソシエート弁護士。彼の戦術は厳格で、依頼人のために全力を尽くすが、勝利のためには手段を選ばない。愛車はベンツのコンバーチブル。

姫野京子（鶴田真由） - お茶の水女子大学卒業。塚田法律事務所に勤める新米弁護士。司法試験に合格し、実家は長野県の林檎農家。

石田学（段田安則） - 中央大学法学部卒業。35歳。セントラル・ロー・オフィスのアソシエート弁護士。穏健派で和解を重視するが、姫野京子に好意を持っている。

戸川光江（室井滋） - ハーバード大学卒業。セントラルのパートナー弁護士。著作権関係の事件が得意。

大内将雄（井上順） - 早稲田大学法学部卒業。セントラルの所長。高岡謙次郎の下で居候弁護士を経験し、後にセントラル・ロー・オフィスを設立。

塚田等（谷啓） - 慶應義塾大学法学部卒業。塚田法律事務所の二代目弁護士。かつて高岡謙次郎と知り合い、意気投合。

高岡謙次郎（津嘉山正種） - 早稲田大学法学部卒業。淳平の父。弁護士資格を剥奪され、獄中で自殺。

岩淵芳彦（団時朗） - ビッグストーンインターナショナル専務。かつて黒菱商事の幹部で、高岡謙次郎を横領の罪で告発。

塚田直子（井上晴美） - お茶の水女子大学3年生。塚田等の娘。

布施富雄（高杉亘） - 塚田事務所を手伝う。

角藤浩一郎（阿南健治） - 法曹日報の記者。

各話のタイトル
第1話 依頼人は嘘をつく
第2話 そこまでして勝ちたいか
第3話 奴は、弁護士じゃない
第4話 透明な戦術
第5話 小さな目撃者
第6話 72時間の逆転劇
第7話 疑惑の法律事務所
第8回 告発
第9話 正義をなくした一人の弁護士
第10話 判決

その他
当初は『お金がない!』の脚本家・両沢和幸が本作の脚本を担当する予定だったが、製作側との意見の不一致により降板。その後、戸田山雅司が脚本を引き継いだ。

ロケ地は横浜市内の多様な建築物が使用され、主題歌は織田裕二の「愛までもうすぐだから」。